いちご大福レシピガイド|和菓子店が教える“手作りのコツとポイント”

冬になると、人気の和菓子として親しまれているいちご大福。
シンプルな材料で作れますが、手作りでは「生地が硬くなる」「べちゃっとする」などといった失敗が起こりやすいお菓子でもあります。
この記事では、いちご大福の手作りレシピと、美味しく仕上げるためのコツを詳しく紹介します。
初心者でも本格的な味に仕上げられるよう、老舗和菓子店ならではの視点から、成功のポイントを分かりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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いちご大福を手作りする楽しさ

いちご大福は、市販品も美味しいですが、手作りにはまた違った魅力があります。
まず、出来立ての美味しさを味わえること。
作りたての餅はふんわりとやわらかく、時間が経つほど出てくる固さや乾燥がありません。
包んだばかりのいちごも、香りが引き立ち、フレッシュさをより感じられます。
また、自分好みに調整できる自由さも手作りならでは。
いちごの種類や大きさ、あんこの量、餅の厚さなどを調整しながら、「自分だけのいちご大福」を作れる楽しさがあります。
作る過程そのものが楽しく、子どもや家族、友人と一緒に作ればちょっとしたイベントにも。
シンプルな材料で作れるため、和菓子作りが初めての方でも挑戦しやすいのは魅力でしょう。
【家庭向け】いちご大福の基本レシピ

いちご大福は、家庭でも比較的シンプルな材料で挑戦できる和菓子です。
電子レンジや鍋を使ったレシピも広く紹介されており、短時間で仕上げることもできます。
ここでは、一般的な家庭向けの「作り方の流れ」を紹介します。
材料
| 大福の中身 | いちご(作りたい個数分) あんこ(粒あん・こしあん・白あんなど) ※お好みでOK |
| 生地 | もち粉または白玉粉 砂糖 水 |
| 打ち粉用 | 片栗粉(適量) |
上記材料の分量は、各種レシピサイト等でも紹介されています。
あなた好みのいちご大福になるよう、いろいろと試してみるとよいでしょう。
全体の流れ
- いちごの下準備
ヘタを取り、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。 - あんで包む
いちごを好みの量のあんで包み、丸く整える。 - 餅生地を作る
もち粉(白玉粉)と水をあわせ、こねて蒸す。蒸しあがった生地を、鍋で炊きながら砂糖を合わせる。
(※加熱方法はレシピによって異なる) - 包み込み
打ち粉を使って餅生地を広げ、あんで包んだいちごをそっと包みこむ。 - 形を整える
丸く整えれば、手作りいちご大福の完成。
家庭では、餅生地の扱いがやや難しい場合もありますが、レシピサイトや動画などを参考にすると作りやすくなります。
最近では、電子レンジを使った作り方も紹介されていたりするので、いろいろとチェックしてみるとよいでしょう。
必要な道具
電子レンジを用いた簡単レシピなら、家にあるもので十分ですが、以下の道具があると作りやすいかもしれません。
- 包丁
- キッチンペーパー
- スケール(あんを均等に分けるため)
- 耐熱ボウル
- へら(ゴムベラがおすすめ)
- ラップ
- バット(片栗粉を広げる用)
- クッキングシート(餅がバットに張りつきにくくなる)
いちご大福を美味しく作るためのコツ

いちご大福はシンプルな材料で作れますが、仕上がりは“ちょっとしたコツ”で大きく変わります。
初心者でも本格的な味に近づけるポイントをまとめました。
いちごの選び方
まず、いちごを選ぶ際は、よく色づいていてツヤのあるものがおすすめです。
柔らかいいちごは果汁が出やすく、べちゃつきやすくなります。
また、品種によって特徴はさまざま。あんこの甘味と合わせることで、いろんな出来上がりを楽しめるでしょう。
あんこの種類について
いちご大福に使うあんこには、粒あん・こしあん・白あんなど、さまざまな種類があります。
粒あん・こしあんなら、小豆特有の深い風味が特徴で、あんこ感の強い大福に仕上げたい場合にオススメ。
白あんなら、あっさりとした甘さとなり、いちごの酸味や香りを自然に引き立ててくれるのが特徴です。果物との相性がよく、いちごの風味を素直に楽しみたい場合に向いています。
餅生地の作り方
餅生地をこねるときは、しっかり熱を入れ砂糖を馴染ませることが大事です。
そうすることで、弾力が出てよく餅が伸びるようになります。
包み込みのポイント
片栗粉(打ち粉)の上に餅生地を落とし、全体に軽く粉をまとわせて扱いやすくします。
生地を必要な大きさに分け、あんで包んだいちごをそっと包み込み、包み終わりを下にすれば完成です。
包む作業では手に餅がつきやすいため、最初のうちは手粉をやや多めに使ってもよいでしょう。
ただし、粉が多すぎると食感に影響するため、少しずつ調整して慣れていくことが大切です。
いちご大福を作る際によくある失敗と対策

いちご大福を作る際、よくやってしまいがちな失敗について、原因と対策をまとめます。
餅生地が固くなる
餅が固くなるのは、生地が冷めてしまうことが主な原因となります。
加熱した餅は、時間が経って冷めると固さが増していくため、素早く作業を行いましょう。
べちゃっとする
いちご大福がべちゃっとするのは、いちごの水分による影響が考えられます。
- 柔らかいいちごを使ってしまった
- 包むときに力加減が強かった
実がしっかりしたものを選び、やさしく包むのがポイントです。
形が崩れる
いちご大福の形が崩れてしまう原因と対策を、以下にまとめます。
- 生地が冷めて伸びにくくなっている
⇒餅生地を加熱した後は、すばやく作業する - いちごの置き方で安定していない
⇒いちごのヘタ側を下へ。ヘタを取った後の軸が気になるなら、包丁できれいにカットする。
手作りならではのアレンジ方法

いちご大福は、材料や組み合わせを少し変えるだけで、味わいや見た目の楽しさが大きく広がります。
たとえば、あんこをアレンジする方法。
いちご大福は、粒あん・こしあん・白あんのほか、抹茶あんやチョコあんなど、さまざまなあんこで楽しめます。
粒あんは食べ応えがあり、こしあんはなめらかな口当たり、白あんなら果物の風味が生きやすいなど、それぞれ特徴があります。
抹茶あんは和の深みが加わり、チョコあんは子どもにも人気。バレンタイン向けのアレンジとしても活躍するでしょう。
まとめ
いちご大福は、シンプルな材料で作れる一方、ちょっとしたコツで仕上がりが変わるお菓子です。
各種レシピサイトでも、さまざまな作り方が紹介されているので、あなた好みのいちご大福を完成させましょう。

伊住屋本店でも、12月から3月頃に季節限定のいちご大福を製造しており、毎年多くのお客様にご好評いただいています。
地元・岐阜産のいちごを厳選し、やわらかな餅とあんで丁寧に包み込んだ一品は、旬の味わいをしっかり感じられる仕上がり。
岐阜・笠松にお越しの際は、ぜひ伊住屋本店のいちご大福をご賞味ください。
| 店舗名 | 伊住屋本店 ※現在は仮店舗にて営業しています |
| 所在地 | 岐阜県羽島郡笠松町下本町14 (仮店舗は南へ20mのところ) |
| 営業時間 | 9:00~17:00 ※2025年10月7日(火)より営業再開 |
| 定休日 | 月曜 ※2025年10月7日(火)より営業再開 |
| メニュー | 伊住屋本店メニューを見る |
| 電話番号 | 058-387-3071 |
| 駐車場 | 3台 |
| お支払方法 | 現金 各種クレジットカード QRコード |
皆様のご来店を、心よりお待ちしております!
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