【保存版】いちご大福の賞味期限と正しい保存法!劣化サインや冷凍できるかも解説

作りたてのいちご大福が並ぶ様子

春になると食べたくなる人気和菓子「いちご大福」。

あんこといちごの絶妙な甘酸っぱさに、お餅のやわらかい食感が重なった至福の一品です。

しかし、いちご大福は日持ちが短いイメージがありませんか?

本記事では、いちご大福の賞味期限や保存方法、劣化のサインを詳しく紹介します。

当店・伊住屋本店でも販売している「いちご大福」の賞味期限&設定の理由も含めて解説するので、「できるだけ長く保存したい」「お土産に持って行きたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

一時休業のお知らせ

現在、伊住屋本店は店舗リニューアルのため、しばらくの間お休みをいただいております。
(商品の生産は2025年秋頃、店舗の営業再開は2026年1月頃予定)

お菓子のメニューやパッケージも新たに整え、皆さまにより喜んでいただける形で再開を予定しております。

どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

一般的ないちご大福の賞味期限は?

老舗伊住屋本店のいちご大福が商品として並ぶ様子

まずは、一般的ないちご大福の賞味期限について。

和菓子店や市販されている商品の賞味期限を見てみましょう。

和菓子店は当日中が基本

いちご大福は、お店によって製法や原材料が異なるため、賞味期限の設定は店舗によって異なります。

ただし、共通して言えるのは、基本的に日持ちしないということです。

「生のいちごを使った大福」であり、早めに食べることが推奨されています。

  • 老舗和菓子店A:冷所で当日中
  • 和菓子店B:冷所で翌日まで
  • 洋菓子店C:冷蔵保存で翌日まで など

賞味期限を「翌日まで」とするところもありますが、「当日中」が一般的なところでしょう。

スーパー量販品は2日が目安

スーパーなどで売られている量販品の場合、賞味期限が長めに設定されているものもあるかもしれません。

保存料が入っている商品なら、若干日持ちさせることはできますが、やはり生のいちごを使ったお菓子。

基本的に長くは持ちません。

賞味期限は、製造から2日までといったところでしょう。

伊住屋本店のいちご大福の賞味期限

岐阜の老舗伊住屋本店のいちご大福

明治創業の伊住屋本店でも、いちご大福を製造・販売しており、地元の方を中心に長く愛されています。

当店いちご大福の賞味期限は「当日中」。

製造したその日中にお召し上がりいただくのが最もおいしく、なるべく早めにお召し上がりいただくのをオススメしております。

当店いちご大福の賞味期限は当日中

当店では、いちご大福の賞味期限を「当日中」と明記しています。

これは、安全面の観点からだけでなく、味・食感・見た目のすべてが整った“美味しさのピーク”を楽しんでいただきたいから。

素材の鮮度、餅の柔らかさなど、一つ一つこだわって製造しています。

いちご大福は、繊細なお菓子だからこそ、その日のうちに味わっていただきたいという思いがあります。

「一番おいしい瞬間を食べてほしい」それが伊住屋の願い

伊住屋本店では、「ただ売る」のではなく、「最高の状態でお召し上がりいただく」ことを大切にしています。

保存料を入れれば日持ちさせることもできますが、それは本来のおいしさを損なうことにも。

当店では、保存料は使用せずあえて賞味期限を短く設定し、“本当に美味しい”瞬間を逃さずに楽しんでいただくことを大事にしています。

いちご大福が傷む理由は?

伊住屋本店で使う岐阜県産の大粒いちご

いちご大福の賞味期限が短い理由には、原材料の特性や保存環境の影響があります。

とくに春先〜初夏にかけては、温度や湿度が高くなり、劣化しやすい季節です。

劣化が起きる原因

いちご大福が傷む主な原因には、次のようなものがあります。

  • いちごは時間が経つと水っぽくなったり変色しやすい
  • 餡に包まれたいちごが発酵して微量のガス(二酸化炭素)を発生し、シュワっと感じることも
  • 餅は空気に触れるとやわらかさが失われ、固くなる

こうした性質があるため、保存状態には細心の注意が必要です。

長時間の保存では腐敗も起きる

どの食品にも言えることですが、長時間保存する場合は「腐敗」にも注意しましょう。

とくに春や夏などの気温が高い環境では、雑菌が増えやすく、常温では腐敗しやすいです。

いちご大福は"生"のお菓子のため、腐敗が起きやすくなるため、賞味期限や保存方法には注意しましょう。

賞味期限が切れたいちご大福はどうなる?

いちご大福はとても繊細な和菓子です。

「生のいちご」を使っているため、賞味期限を過ぎると、外見・風味・衛生面にさまざまな変化が起こります。

「少しくらいなら大丈夫?」と感じる方もいるかもしれませんが、見た目に変化がなくても中で傷みが進んでいる場合も。

ここでは、実際にいちご大福が劣化・腐敗したときの状態を具体的に解説します。

見た目・におい・食感の変化に注目

腐敗しているいちごが4つ並んでいる

まず最もわかりやすい変化が「見た目」と「におい」です。

時間の経過とともに、いちごや餅、あんこの状態が目に見えて変化してきます。

以下のような変化が見られたら、食べずに処分するとよいでしょう。

  • いちごの表面が柔らかくなり、ドロッとする
  • いちごに白くふわっとしたカビが発生する
  • 餅の表面に白〜灰色の点状カビが出る
  • 酸っぱいにおいやアルコール臭のような発酵臭がする
  • あんこが乾燥してパサついたり、ねっとり重くなる

「餅が少し硬くなった」程度であれば食感の変化にすぎませんが、におい・ぬめり・カビの兆候がある場合は、必ず破棄してください。

「食べても大丈夫?」は見た目だけで判断できない

和菓子は見た目がきれいなままでも、内側から傷んでいることがあります。

とくにいちごは糖分と水分が多いため、細菌や酵母の繁殖が早く、見えないところで発酵が進行していることも。

以下のような状態になっていたら、口に入れない方が安心です。

  • 餅がいつもよりベタつき、糸を引くような感触がある
  • あんこが過剰にしっとりしており、粘りが強い。
  • 食べた瞬間、舌や口の中に違和感や刺激を感じる(酸味、アルコール感など)

食中毒のリスクは少ないとはいえ、和菓子でも発酵・腐敗の進行によって食べると体調を崩す可能性はあります。

ちょっとでも「味がおかしい」と思ったら、もったいなくても食べるのは避けましょう。

「シュワっとする」は発酵のサイン。危険の兆候です

「いちご大福を食べたら、なんとなくシュワッとした感じがした」という声をまれに耳にします。

これは、いちご内部や餅の間に存在する糖分が自然発酵し、ガス(二酸化炭素)を発生させた可能性があります。

この発酵は、酵母菌や常在細菌が増殖することで生じたもの。

つまり、「シュワシュワした」という感覚は、炭酸のような楽しいものではなく、腐敗のはじまりを示す兆候なのです。

本来のいちご大福の風味ではなく、違和感を感じたら食べないのが鉄則。

「ちょっとくらいなら・・・」と食べてしまうのではなく、安全を最優先に判断してください。

いちご大福の正しい保存方法

いちご大福は、できる限り早めに食べるのがベストですが、やむを得ず保存したいという場合もありますよね。

適切な方法を守ることで、多少長持ちさせることができます。

常温保存は「短時間のみ」

涼しい時期であれば、数時間程度の常温保存は可能です。

ただし、次のような条件をしっかり守る必要があります。

  • 直射日光が当たらない涼しい場所
  • 室温15℃以下を保てる環境
  • 湿度が高すぎないこと

高温多湿な環境ではすぐに劣化するため、常温での保存は短時間にしましょう。

冷蔵保存のポイント

当日中に食べられない場合は、冷蔵庫での保存がおすすめです。

ただし、お餅が乾燥しやすくなるため、工夫が必要です。

  • ラップや密閉容器でしっかり包む
  • 冷蔵庫の野菜室など、温度が低すぎない場所に入れる
  • 翌日までを目安に食べきる

少し硬くなった餅は、レンジで数秒ほど軽く温めるとやわらかさが戻ることもあります。

また、冷蔵庫と言えども、お店が設定している賞味期限に注意しながら早めに食べるようにしましょう。

冷凍保存はできる?

風味は多少落ちますが、どうしても保存したい場合には冷凍も可能です。

いちご大福をラップで個包装し、ジップロックなどで密閉しながら保存しましょう。

ただし、冷凍しても味が落ちてしまうため、1週間程度を目安に食べるのがオススメ。

冷凍後は、自然解凍または冷蔵庫でゆっくり解凍しますが、放置し過ぎるといちごの水分でべちゃべちゃしやすくなるので注意が必要です。

半解凍で「アイス」として楽しむなど、アレンジするのもありでしょう。

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まとめ|いちご大福を美味しく食べるために大切なこと

いちご大福は、とても繊細な和菓子。

基本的には、製造後できるだけ早く食べるのが最も美味しくいただけるタイミングです。

保存する場合も、高温多湿を避け、冷所に保管し、可能であればその日のうちにお召し上がりください。

伊住屋本店では、「一番おいしい瞬間」で味わっていただくことを大切にし、賞味期限は当日中に設定しています。

岐阜・笠松の地で、丁寧に手づくりしたいちご大福を、ぜひこの機会にご賞味ください。

店舗名伊住屋本店
所在地岐阜県羽島郡笠松町下本町14
営業時間現在休業中です
※リニューアル後の営業時間はまたお知らせします
定休日現在休業中です
※リニューアル後の定休日はまたお知らせします
電話番号058-387-3071
駐車場3台
お支払方法現金
各種クレジットカード
QRコード

≫店舗情報詳細はこちら

皆様のご来店を、心よりお待ちしております!

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伊住屋本店でも、12月〜3月限定でいちご大福を販売しています。

岐阜県産の大粒いちごを使った商品で、毎年楽しみにされる方も多く、売り切れ次第終了となる場合がございます。

ご来店の際は、事前にお電話での取り置きも承っておりますので、お気軽にご相談ください。